本文へスキップ




会社方針学会長挨拶

学会長挨拶

CEO


  第24回 埼玉県理学療法学会

 学会長  南本 浩之

  医療法人光仁会 春日部厚生病院 リハビリテーション部 部長



 第24回埼玉県理学療法学会を開催するにあたり学会長としてご挨拶を申し上げます。先ずは、皆様のご協力により本会が開催されること、並びにこの機会を与えて下さいました埼玉県理学療法士会長をはじめ県士会の役員様・士会員の皆様方に感謝申し上げます。
 さて、第24回埼玉県理学療法学会は「地域包括ケアにおける理学療法の重要性」を学会テーマとし、平成27年11月29日に大宮ソニックシティにおいて開催致します。

 わが国は、諸外国に例をみない速さで高齢化が進行しています。団塊の世代が75歳以上となる2025年、高齢者人口は3,500万人に達し国民の医療・介護の需要は更に高まると考えられます。
 なかでも埼玉県は2025年までに急速な高齢化が見込まれ、その増加数は全国1位となります。厚生労働省は、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築を推進しています。

 そのため本学会では、「地域包括ケアシステム」の構築が急務とされる中、地域リハビリテーションの重要性、理学療法士の果たすべき役割や人材育成について考える機会にしたいと思います。
 まず基調講演では「地域包括ケアシステムの実現に向けた国の取り組み」〜リハビリテーションの視点から〜と題し、厚生労働省老健局老人保健課課長補佐である村井千賀氏よりご講演いただきます。我々理学療法士が担うべき役割や理学療法の方向性を考える上で有用な話題を提供していただきます。
 特別講演では、「地域包括ケアシステムにおける理学療法士の役割を考える」と題し、地域ケア会議や介護予防について実際に地域でご活躍されている方々をお招きし、現状の活動内容や課題・今後の展開についてご講演、討論していただきたいと思います。
 また、本学会ではテクニカルセミナーを企画しました。お二方の講師をお招きし、地域包括ケアの中で役立つ理学療法の知識・技術についてご講演いただきます。その中でも特に要介護状態に陥りやすいとされる脳血管疾患・運動器疾患に対する理学療法技術を取り上げ、我々理学療法士が臨床場面で明日から活用、応用できる知識・技術を紹介していただきます。
 ランチョンセミナーでは、終末期リハビリテーションについて皆様と考える時間にしたいと思います。現在、主任介護支援専門員であり元納棺師の柴田奈月氏より、終末期における尊厳ある生活支援についてご講演いただきます。また埼玉医科大学の國澤洋介氏からは、終末期リハビリテーションにおける理学療法士としての携わり方や役割、必要性についてご講演いただきます。
 一般演題では、口述発表とポスター発表を企画しております。日頃の臨床・研究・教育の成果や地域での取り組みなどを発表していただき、県士会員の理学療法学の振興を図る事、ひいては埼玉県民の健康に寄与できる場になることを心から希望しております。
 
 本学術大会の開催ならびにプログラムの趣旨をご理解いただき、皆様方のご協力ご支援、ご指導を賜りますよう切にお願い申し上げます。
 最後に、本学術大会の企画・運営にあたり多大なるご協力をいただきました大会役員の方々に厚く感謝申し上げます。
末筆ながら、皆様の益々のご繁栄を心より祈念致します。

バナースペース

公益社団法人埼玉県理学療法士会
第24回埼玉県理学療法学会事務局

〒344-0063
埼玉県春日部市緑町6丁目11番48号
医療法人光仁会
春日部厚生病院 リハビリテーション部

24th.ptsaitama.gakkaijimukyoku@gmail.com